絵本とバイリンガル子育てのペリカン文庫

子育てを通して出会った絵本や英語の教材を紹介します。 バイリンガル教育のヒントにもどうぞ。

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日本語に関する記事

詩ってなんだろう

めの まど あけろ      谷川俊太郎ぶん   長新太え この絵本は詩集です。長女が1才から2才にかけて、良質の絵本を毎月届けてくれる童話館のぶっくくらぶに入っていました。確か長女が2才の時に配本されたものです。私自身は詩が好きですが、小さな人に抽象的な詩の表現ってどうなんだろう?と考えながらページをめくってみると…長女はたちまちこの本が大好きになりました。考えてみればこどもは独自の世界観と感性…

擬音はたのしい! 

がちゃがちゃどんどん 元永定正 著 以前赤ちゃん絵本の紹介で擬音についてお話しをしました。子どもは擬音が大好きですね。響きがおもしろいのですぐに覚えてしまいます。それに日本語は特に擬音が豊かだとも言えますね。よく日本語を勉強している英語圏の友人たちが、英語だと説明しないと伝わらないものが日本語だと擬音で表現できてスゴイ!と感心しています。 そんな擬音のイメージを絵で表現したのが、「がちゃがちゃ ど…

My favorite Beatrix Potter series (1)

ピーターラビットでおなじみのBeatrix Potter は動物を主人公にしたたくさんのお話しを書いています。その中で少々マイナーながらも我が家のお気に入りをご紹介します。 ベンジャミンバニーのおはなし 「クールなお父さん」 世界で一番有名なうさぎとも言えるピーターラビットにはいとこがいるんです。それがこの ベンジャミンバニーです。このおはなしはピーターがマグレガーさんの畑に忍び込んであわや捕まっ…

これぞディティール派 その2 絵本のくまさんシリーズ

絵本のくまさんシリーズ フィービ&セルビ・ウォージントン この絵本も昔から図書館の小さい子向けの棚に並んでいますよね。かわいいテディベアのようなくまさんが、お話しごとに郵便屋さんやパン屋さん、色んな仕事をして、その朝起きてからまじめにしっかり働いて夜ベッドに入るまでの一日が描かれています。おもしろいことにくまさんは人間の世界で普通に働いているんです。自分のお店を持って、車で配達にも行くし、洗濯屋さ…

これぞディティール派 スモールさんシーリズ

スモールさんシリーズ ロイス・レンスキー まじめで勤勉な主人公スモールさんが、パイロットや農場主、カウボーイなどそのシリーズごとに色んな職業に就いて、その黙々と働く姿が描かれている絵本です。ドラマ性やストーリー性はほとんどなく、例えばパイロットの「ちいさいひこうき」では、機体の説明から始まり、格納庫から飛行機を出してガソリンを入れて、そこから何を動かしてどうやって飛ばすか、飛んでいる間も操縦方法な…

ファーストブック その3 しろくまちゃんのほっとけーき

「しろくまちゃんのほっとけーき」 わかやま けん こぐまちゃんシリーズでおなじみのしろくまちゃんがホットケーキを作ります。エプロンをつけて、材料をそろえ、それをボールに入れて、まぜます。小さいしろくまちゃんは両手でまぜるので、そうするとボールは「ごとごと」いってしまいますね。まぜながら「だれか ぼーるを おさえてて」というしろくまちゃんのすがたにこの作品の小さい子目線を感じます。そしていよいよこの…