ファーストブック その3 しろくまちゃんのほっとけーき
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「しろくまちゃんのほっとけーき」 わかやま けん
こぐまちゃんシリーズでおなじみのしろくまちゃんがホットケーキを作ります。エプロンをつけて、材料をそろえ、それをボールに入れて、まぜます。小さいしろくまちゃんは両手でまぜるので、そうするとボールは「ごとごと」いってしまいますね。まぜながら「だれか ぼーるを おさえてて」というしろくまちゃんのすがたにこの作品の小さい子目線を感じます。そしていよいよこの本のハイライトのページの登場です。フライパンに生地を「ぽたあん」と落として、「ぴちぴちぴち」「ぷつぷつ」「ぽいっ」とできあがるまでの工程が見開き一枚で描かれているこのページ、娘たちは大好きでした。これまたやっぱり擬音で表現されていますね。歩けるようになったばかりの長女がこの本を手に「ぴちぴち ぷつぷつ」と言いながらヨタヨタと横にゆれつつ読んで欲しいと持ってきた姿が目に浮かびます。ちなみにこのページを私は毎回かなりドラマチックに読んでいたので、主人が読んだときは迫力(?)にかけたらしく、「ない!」とダメ出しされてページをバシッと閉じられたとか(笑)まさに長女思い入れの一冊です。また、次女は多種のアレルギーがあり除去食をしていたので、いろんなもので代用しつつ「ふくふく くんくん」のホットケーキになるよう奮闘したことも思い出されますね。